Teamかっきーのスタッフジャンバーが完成しました!パチパチパチ。
息子にiPadでイメージキャラクターを作ってもらいました。可愛くて気に入ってます。街で見かけたらお声がけください。
6月定例会かはじまっています。エントランスを飾る生け花。ありがとうございます。
6月定例会の議案に対する事前勉強会を行いました。各部局ごとに執行部から提出議案の詳細を説明いただき、質疑応答を行います。
定例会の提出議案は多岐にわたりますので事前のこうしたヒアリングをすることで議論が深まります。しっかりと取り組んで進めていきます。
我々「無所属県民会議」会派は、定例会中に議案に係る県内視察を必ず行っています。今回は株式会社さいたまアリーナの経営状況について視察を行いました。
さいたま新都心全体から見た「さいたまスーパーアリーナ」
駅から来たメインエントランス
たまアリタウンのエントランス。今までアリーナを使った有名アーティストが時系列でズラッと展示されています。行田市の宝「スターダストレビュー」の展示もありますので是非ご覧ください。
この日は点検で天井が降りている状態でした。広いアリーナにワイヤーで吊るされた天井が降りているのは圧巻でした。天井が降りることによってメンテナンスが安全に効率的に出来ることが良くわかりました。
メインアリーナは6階建て。
平松議員とアリーナの一番上まで階段で登ってみました。会場は休館だったので空調が止まっていたこともあり、上までいくと息があがってしまいました。
アリーナモードは(最大22,500席)圧巻です。
コミュニティアリーナは展示会などに利用されることが多い会場で、収納式の客席が約3,000席あります。
イベントによって、レイアウトは様々です。
世界最大級の可動システムにより、スタジアムモード(最大37,000席)など空間や客席数を変えられ、音楽、スポーツ、見本市など多様なイベントが開催されます。
アリーナモードからスタジアムモードに変える時は、総重量15,000トン、高さ41.5メートルの巨大な構造物が、約9,000席の客席と数々の施設もろとも70メートル水平移動し、メインアリーナは最大約37,000席の観客席を迎えるスタジアムに早変りします。日本の技術って凄い!
この重機設備でレールの上を移動するようです。移動する時間は1時間くらいらしいですが、準備も含め半日から一日がかりで安全面を最優先してモード変換するそうです。
オリンピックで世界の有名選手が使った更衣室。
壁にサインを残してくれています。いたずらや劣化防止のためアクリル板で保護してます。
視察終了後にさいたまスーパーアリーナを管理する株式会社さいたまアリーナ役員さんから運営と経営状況について説明いただきました。
県有施設「さいたまスーパーアリーナ」及び「けやきひろば」の事業運営や管理を受託するほか、施設の一部を借り受け、下記事業を行います。
1.貸館営業活動(音楽・スポーツ・産業イベント等の誘致活動)
2.イベントの企画・実施
3.テナント管理(文化アミューズメント施設・けやきひろば商業施設)
4.駐車場の管理
5.施設の維持管理
6.さいたま新都心地区内公共施設(デッキ・歩道等)の維持保全
7.損害保険・生命保険代理店業
8.その他事業運営及び管理受託にともなう各種事業
コロナ禍で軒並みイベントが中止になり、一時は売上激減し、赤字になりましたが、知恵と工夫でダメージを最小限に抑え、今は徐々に回復し昨年は黒字決算。今年度も順調に進んでいるようです。
平成15年までは県管理で税金から毎年6億円近い補助をしていましたが、民間委託により、今は県に10億円近く県に還付できる日本一のアリーナになりました。関係者のご努力に頭が下がります。今後とも埼玉の誇る施設として発展するために県としても協力していくように進言していきます。
県庁舎の県北部地域への整備を求める埼玉県議会議員連盟設立総会に出席しました。今の県庁に機能の全てを集約すると、大きな災害があった場合に機能不全になる懸念があります。今は県庁舎建て替えの議論も県議会で度々議論されています。土地の取得もしやすい県北部に機能の一部を移設することで予算的にも、県民の安全安心の為にも役立つと私も確信しています。交通機関が利用しやすい熊谷が有力地としてあがっていますので、近隣市として注視していきます。
特別企画 大野元裕知事 柿沼貴志対談
柿沼:
埼玉県議会議員になってから3年が経ちました。あっという間でしたが県議会議員という職責の重さに改めて身の引き締まる思いです。いくつか質問させていただきます。
質問①埼玉県の南北格差について
柿沼:
大野知事は県北にも心を寄せていただいている事は充分わかっているが、知事の考える県北地域の対策についてお聞かせください。
知事:
それぞれの地域の特性を把握して良いところを生かしていく。埼玉県としては交通の便が良い、利用しやすい土地があることが他の首都圏にない特徴であると考えている。一方で近い郊外と言う特性もあって、美しい里山と、首都圏に近いと言う利便性も兼ね備え両面の良い部分を埼玉県が持っていると考えている。そうした特性を産業の面からも人の移住の面からも、さらにはまちづくりと言う観点からも生かしていくということが必要である。その中で北部地域は、一定程度の住みやすい良い環境がある一方で首都圏に近いと言う特性を交通の便と共に生かしていく必要がある。県央部のインフラの整備は、県南県央と言うよりも、どちらかと言えば県北のために進める必要があると考えている。
質問②埼玉県の移住施策について
柿沼:
行田市はインフラの整備が進めば首都圏に近い、自然豊かな郊外である、災害にも強いという特性を持っている。人口減少が進む中、移住先に選ばれるための施策はあるか?
知事:
県内のIターンUターンの例では、まずはお試しでやってきて、出来ると感じたら家族で引っ越してくるパターンがある。それは近い田舎だったからと言う特性があったのではないかと考えている。現在テレワークとかリモートワークが進んでいるが、毎日通えるエリアではなく、行田でも熊谷でも、とても良い環境がある特性を生かしてどう使っていくかだと考えている。一方で既にお住まいの方々が、人が少なくなって不便を感じていることも事実である。両面を考えながらAIの技術を使ってスマートシティーも進め、中央とどう連携をとっていくかが課題である。そういった意味ではDX促進やインフラ整備は県中央よりも県北への効果が高いと考えている。
柿沼:
県内インフラ整備の費用対効果は県北の方が高いと感じている。行田市は災害にも強いという特性も生かしてアピールしていく必要がある。DX促進については私の一般質問でも取りあげた秩父鉄道のIC化も埼玉県が取り組んでくれて利便性が高まったと感謝している。単純に北部開発をすると言うわけではなく、どう開発していくかが大切である。
質問③埼玉県の観光施策について
柿沼:
行田市としては埼玉古墳などの文化遺産を生かしていく必要がある。市と県を繋ぐパイプ役として頑張ってきたい。行田市は日本有数の文化遺産があることが強み。県としても力を入れていかなければいけないと感じているがどうか?
知事:
行田市のポテンシャルは観光だけではないが、1つの市で周遊して観光が成り立つ市町村はそうは無い。秩父や川越は先行して有名な地域ではあるが、それに続く数少ない地域が行田市である。蓮の公園、忍城、埼玉古墳どれをとっても魅力があり、古い商店街にも魅力がある。周遊出来る環境づくり、周知が必要。県としても力を入れていく。
埼玉県内の周遊もやっていきたい。埼玉県は、入れ込み客数では日本で2番目にもかかわらず、宿泊が伸びない。秩父だけ川越だけ行って帰ってきてしまう。渋沢栄一の時も3賢人を周遊するように促している。今度の補正予算では県内の「秋のバスツアー」にも予算をつけ力を入れている。その中で行田はポテンシャルもあり非常に面白いと思っている。県全体として観光を底上げするため政策誘導していく。
柿沼:
行田市はインターも東松山と羽生の間で、上尾道路も順調に進んでいるので更なる観光誘致を期待したい。継続して週末は観光客が来てくれているので強みにして生かしていきたい。
質問④企業誘致や働く場について
知事:
富士見工業団地の拡張も追加予算が決まり進めていく。行田市の更なる協力をお願いしたい。
柿沼:
人口減少対策の一つとして働く場は重要である。県が力を入れてくれることは有難い。早期実現のため更なる支援をお願いしたい。
質問⑤生徒目線に立った教育改革について
柿沼:
私が一貫して指摘している教育改革について。高校は勉強だけでなく、社会に出るための学びも重要。特に二部制高校では何かしらの問題を抱えながら通学する生徒がいる。そうした生徒たちの相談体制の強化を求めたい。効果を出すため専門職の重要性を訴え続けている。加配や勤務状況の改善も少しずつ進んではいるが十分とは言えない。予算措置を含め検討いただきたい。
知事:
就職支援アドバイザーや学習サポーターなど専門の臨床心理士の必要性は承知している。スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置など専門的に対応できる人員の配置を進めている。他方で全体の予算制約がある中で費用対効果が高い予算配分を考えていかねばならない。例えばオンラインの活用も視野に入れる。ほとんどの子供たちがネットやスマホ環境があるので話を聞くと対面だと話し難くLINEの方が率直に話せやすいと言う生徒の話も聞いている。問題を抱える生徒のためにセーフティーネットは必要だが、全ての要望に応えることは予算の関係上難しい。県議の意見も踏まえながら、どこに力を入れていくか検討しながら進めていきたい。