今週から予算特別委員会が行われています。私の所属する無所属県民会議からは、石川県議、松坂県議、平松県議、金野県議、私の5名が委員として審議に参加します。3月17日まで部局別の審議があります。予算に関してどのように活用していくのか?県民目線で質してまいります。
委員会の様子は「埼玉県議会 議会中継」をご確認ください。
11日は企画財政部に関わる質疑を行いました。
{地域公共交通観光利用促進事業費}
〇秩父鉄道がICカード乗車券システムを導入する経緯と県が負担する理由は何か?
→埼玉県北部の重要なインフラであり、埼玉県で唯一IC化されていない現状もあり、今回のコロナ対策としても紙の切符からICに代わることで感染防止対策にも繋がる。国3/1 県1/6補助でIC化を後押ししたい。
〇埼玉県北部地域の重要な交通機関であり、今後継続的な支援はどう考えているか?
→上記の理由からも今後も安全管理システムの維持など協力していく。
〇システム導入による効果をどう捉えているか?
→県民の利便性の向上、安全性の向上に繋がると捉えている。
12日は農林部に関わる質疑しました。
【米の新品種の導入について】
〇 「彩のきずな」に続く新たな米の品種の導入が重要と考える。食味が良く高温耐性を持つ新品種の導入に向けて、どのようなスケジュールで取組を進めていくのか。
→県農業技術研究センターでは有望系統について開発を進めており、産地の環境条件に適合するかを検証するため、実際の農家のほ場で栽培試験を行っている。
→本格的な生産に向けたスケジュールとしては、令和3年度から「咲いた 米・みらいプロジェクト推進事業」を活用し、安定生産技術の開発に着手する。
→令和4年度以降は更に開発を進め、栽培マニュアルを策定し、生産者への普及に向けて栽培講習会等を通じた技術指導を行い、早ければ令和6年産から生産を始めたいと考えている。
【飼料用米の推進について】
〇 飼料用米の取組にあたっては、国の交付金の単価が単位面積あたりの収量で大きく変わるため、生産者が主食用米と同じ手間でより多くの収入を得られるように、主食用米の品種とは別の収量が多くとれる品種への作付を誘導するべきだと考えるが、県としては、どのように対応するのか伺う。
→国の水田活用の直接支払交付金については、単位面積当たりの収量に応じて交付単価が変わるという仕組みになっている。
→飼料用米の取組には多収品種の作付が有効であり、県ではJA等の関係団体で構成する県農業再生協議会が多収品種の種子の希望を取りまとめている。
→生産者が多収品種を希望する場合には、種子の供給元の団体に県農業再生協議会を通じて一括して発注することによって、割引が受けられるようになっている。種子の輸送の代金についてもJA埼玉県中央会が負担しており、農家が多収品種を作付する際の支援を行っている。
〇 様々な方法で、種子の斡旋という形で価格を下げることで、飼料用米の収量が多くとれる品種についての取組みを支援しているとの答弁だったが、具体的に県内での取組状況というのはどうなっているのか。
→令和2年産の種子については、およそ5トンを発注しており、これは令和2年産の埼玉県全体の飼料用米の生産面積のおよそ1割にあたる量ということである。
〇 一定の推進を行っているということは承知したが、更なる生産者の所得向上のため、多収品種について、今まで以上の作付推進を行う必要があると強く思うがその対応を伺う。
→収穫量に応じて交付単価が高くなるという交付金の仕組みについては、生産者に丁寧に説明をしてきており、生産者が制度を理解した上で、経営判断をしていただく中で多収品種を作付しているところである。今後も生産者にそうした仕組みを丁寧に説明し、経営判断をいただきたいと考えている。
○ 先ほどの研究も、多収品種の関係もそうだが、実際に農業をやられる方が分かりやすいような県の取組をお願いしたい。
公社事業対策特別委員会にも出席しました。私は「彩の国さいたま芸術劇場」について質疑しました。限られた予算の中でコロナ禍でチケット収入なども激減する中、今後館内施設の改修や更新などどのように計画しているのか?ステージなど高い場所や高圧電源を扱う部署もあり、安全管理はどう徹底しているのか?確認しました。
→23年目に入り床等の痛みも進んできた。国や県の交付金も活用しながら、自社努力も力をいれて安定した経営をしながら計画的に改修を進めていく。安全管理に関しては、高所での作業もあることから、スタッフは定期的に安全講習を受けるなど事故に繋がらない取り組みをしている。
と答弁がありました。蜷川イズムあふれる素晴らしい芸術劇場を今後も県民が芸術に触れる場として運営していただきたいと思います。
県議会会派室では書類と格闘しながら、県の職員と打ち合わせを繰り返しています。県民目線で予算が執行されるように詰めてまいります。
土曜日は行田市倫理法人会のモーニングセミナーにオンラインで参加。
日曜日は自治会役員会と新旧班長引継ぎを行いました。議会月は毎日浦和に通うため地元にいられる時間が少なくなってしまいますが、地元行事もしっかり参加していきます。