【県土都市整備委員会】

主な付託議案
1. 第105号議案 令和7年度埼玉県一般会計補正予算(第3号)
(県土整備部関係 及び 都市整備部関係)
災害に強いインフラ整備、交通安全対策、河川改修、公園整備など、県土の基盤を支える事業に関する補正予算について、詳細な説明を受け、質疑・答弁を行いました。
• 県土整備部関係(道路・河川等)
• 交通安全施設整備、橋りょう整備・補修、街路改良、連続立体交差事業など、県民の皆様の安全・安心に直結する道路・インフラ整備について集中的に審査しました。
• 特に、補正予算の事業箇所図に基づき、事業の緊急性や効果について確認を深めました。
• 都市整備部関係(公園等)
• 社会資本整備総合交付金(公園)事業費の繰越明許費設定について審査しました。
• 公共事業等における「適正工期の確保」に向けた取り組みとして、繰越明許費を活用し、事業を円滑に進めるための措置が講じられます。
2. 第108号議案 知事の権限に属する事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例
行政課題報告(河川整備計画の変更)
• 一級河川江川における河川整備計画の変更について、関係住民への意見聴取の状況を含めた報告がありました。
委員長として
今回の審査を通じて、安全で快適な県土の形成に向けた県の取り組みをしっかりと確認いたしました。特に、県民の皆様の安全に関わるインフラ整備は待ったなしであり、予算の迅速かつ効果的な執行が求められます。
委員会でなされた貴重な質疑・答弁を踏まえ、引き続き、付託された議案について慎重に審査を進めてまいります。
【自然再生・循環社会対策特別委員会】

本委員会では、「農林業・農山村の循環型社会への貢献について」を審査事項とし、執行部からの説明を受けた上で、活発な質疑・答弁、そして意見・提言を行いました。
「農林業・農山村の循環型社会への貢献について」を審査し、令和7年5月25日に秩父ミューズパークを主会場に開催された第75回全国植樹祭を契機とする「活樹」の理念のもと、森林を「伐って・使って、植えて、育てる」循環利用を推進するため、木材加工施設の整備や県産木材の利用をPRするイベントの実施、森林整備及び路網整備の支援など、県の取組の進捗状況(R6年度実績:県産木材供給量87,000㎥/年間、公共施設利用1,356施設、森林整備面積5,495ha、路網密度24.5m/haなど)について執行部の説明を受け、質疑・答弁を経て、目標達成に向けた継続的な施策の強化と、森林の多面的機能や循環利用の重要性に関する県民への啓発活動の充実などを意見・提言し、閉会中の継続審査を決定いたしました。
【県議会議事堂エントランスを彩る生花】

作者:古流松應会 福田理秀
花材:シュロ、ユリ、ソリダコ、シャガ
作者インタビュー
Q:作品のポイントを教えてください。
A:扇面と線の重なりがポイントです。ユリを入れることで、華やかさもプラスできました。
Q:他にはありますか。
A:ソリダコで秋の風情を出したこともポイントです。黄色の小さなお花がかわいらしいですよね。
※埼玉県ホームページより抜粋
【9月定例会 一般質問】
岡田静佳議員

所沢市選出
<一問一答式>
1 物価高騰への対応について(知事)
(1)燃料費高騰に対する県の支援について
(2)医療・福祉の公定価格への対応について
2 埼玉県消防広域化推進計画の見直しについて(知事)
3 外国人による土地の取得状況の把握について(知事)
4 保育士の地域区分の格差について(知事)
5 有償ボランティア等を活用した子育て支援の拡充を
(1)保育体制充実のための事業の拡充について(福祉部長)
(2)学校現場における有償でのボランティア制度の構築について(教育長)
6 リフト付きバス「おおぞら号」の廃止について(福祉部長)
7 思いやり駐車場制度の利用しやすい環境づくりについて(福祉部長)
8 所沢航空記念公園の整備について(都市整備部長)
(1)スケボーパークの整備状況について
(2)多目的運動場の日除け設置について
(3)所沢航空発祥記念館リニューアルの進捗状況について
9 西武線の利便性向上について(企画財政部長)
(1)西武池袋線・JR武蔵野線の相互乗り入れへの支援について
(2)西武新宿線・東京メトロ東西線の相互乗り入れへの支援について
(3)西所沢駅西口改札の早期設置について
10 埼玉西武ライオンズとの連携強化について(県民生活部長)
(1)移転はあるのか
(2)県と球団との連携体制について
11 県立高校における中途退学防止のための転学制度の強化について(教育長)
12 県立高校における空調設備の整備について(教育長)
(1)基地周辺の県立高校のエアコン老朽化問題について
(2)県立高校体育館へのLPガス仕様GHPの設置について
13 県立高校の専門学科等の魅力度向上のための取組について(教育長)
(1)専門学科等の一層の充実について
(2)航空宇宙学科の新設について
14 就学支援金・臨時支援金の申請事務の簡素化について(教育長)
15 地元問題
(1)一級河川東川の護岸修繕の対応と今後の見通しについて(県土整備部長)
(2)所沢市坂之下地域における渋滞対策について(県土整備部長)
(3)環境調査研修所の除染土受入れ問題について(環境部長)
保谷武議員

蕨市選出
<一問一答式>
1 福島第一原発事故による除染土の復興再生利用の推進について(知事)
(1)県施設や県の公共事業における利用
(2)県民の理解に向けた協力
2 小中学校における水泳授業・プール施設管理の外部活用による、子どもたちの泳力への影響について(教育長)
(1)県内の導入状況
(2)外部活用の実態
(3)水泳授業の質の確保
3 在住外国人政策の再設計と、そのための調査について
(1)在住外国人の受入れに伴う負担についての考え方(知事)
(2)在住外国人の実態と価値観の把握(県民生活部長)
4 リチウムイオン電池による、ごみ処理施設における火災対策について(環境部長)
(1)施設内での分別強化
(2)火災検知の高速化
(3)初期消火体制の強化
(4)市町村への財政支援
5 犬猫殺処分ゼロに向けた取組について
(1)殺処分ゼロの達成と継続(保健医療部長)
(2)多頭飼育対策
ア 動物愛護行政と福祉行政の連携(福祉部長)
イ 届出制度の実効性の強化(保健医療部長)
(3)ペットショップ・ブリーダーの経営破綻リスク(保健医療部長)
(4)犬猫のマイクロチップ装着の普及(保健医療部長)
6 シェアリング自転車におけるヘルメット提供について(県土整備部長)
7 スマートシュリンク埼玉2050~商店街撤退円滑化支援について~(産業労働部長)
(1)商店街撤退は終わりではなく始まりであるという考え方
(2)共同設備等の撤去に係る支援
8 子どもと高齢者を守る暑熱順化の推進について
(1)県内の学校における暑熱順化(教育長)
(2)高齢者の暑熱順化(保健医療部長)
ア 暑熱順化の位置付け
イ 高齢者向け健康事業への組込
長峰秀和議員

鶴ヶ島市選出
<一問一答式>
1 私立幼稚園への支援について
(1)運営費補助について(知事)
(2)教職員の処遇改善について(総務部長)
(3)特別支援教育費補助制度の改善について(総務部長)
2 グレーゾーンハラスメントの基準について(総務部長)
3 ネイチャーポジティブについて
(1)ネイチャーポジティブとトラスト運動について(知事)
(2)クビアカツヤカミキリ防除体制の確立について(環境部長)
4 教育環境整備について(教育長)
(1)防災拠点校の体育館でのエアコン使用について
(2)体育館への今後のエアコン設置について
5 農業振興について(農林部長)
(1)小規模荒廃農地への対応について
(2)さいたま農村女性アドバイザー制度の今後について
(3)農地中間管理機構での手続について
6 地球温暖化対策について(環境部長)
(1)温室効果ガス削減目標達成への進捗状況について
(2)その他温室効果ガス排出量削減について
(3)浄化槽からの温室効果ガス排出量削減について
7 災害対策について
(1)埼玉版FEMAの周知について(知事)
(2)消防団員の確保について(危機管理防災部長)
8 福祉政策について(福祉部長)
(1)特別養護老人ホーム増床時の補助単価について
(2)ヘルプマークの普及・啓発について
(3)障害者の意思決定支援について
9 埼玉県ロボティクスネットワークの更なる機能拡充について(産業労働部長)
10 新川越越生線の早期整備について(県土整備部長)
渡辺聡一郎議員

白岡市・宮代町選出
<一問一答式>
1 埼玉版スーパー・シティプロジェクトを次のフェーズへ
(1)プロジェクトの高度化と進化を(知事)
(2)県によるガバナンスの強化を(環境部長)
(3)オープンイノベーションの加速を(環境部長)
2 公共交通政策における県の役割
(1)交通空白への県のアプローチは(企画財政部長)
(2)自動運転の普及における県の役割について(知事)
3 国際教育プログラムの推進(教育長)
(1)プログラム導入に向けたスケジュールは
(2)教員育成による基盤整備を
4 文化芸術ソフトパワーの充実(県民生活部長)
(1)デジタル化・メディア芸術の強化を
(2)教育や福祉との接続について
(3)埼玉版アーツカウンシルについて
5 救急人材のウェルビーイング
(1)バーンアウト防止のための体系的ケアを
ア 救急医療に携わる医師や看護師への支援について(保健医療部長)
イ 救急隊員への支援について(危機管理防災部長)
(2)救急医療情報システムの改善について(保健医療部長)
6 農業環境の改善に向けた支援(農林部長)
(1)50代、60代の就農支援について
(2)気候変動に対応した生産環境整備への支援について
7 ダンピング受注の防止(公営企業管理者)
(1)企業局の機器の見積りについて
(2)適正な金額設定を
8 白岡市役所の火災支援(知事)
(1)財政支援のスキームについて
(2)国への支援要請について
(3)県の支援について
鈴木まさひろ議員

熊谷市選出
<一括質問・一括答弁式>
1 文化芸術への戦略的投資の重要性-未来を見据えた政策転換について-
(1)慢性的な過少投資の現状に対する考察と今後の改善策について(知事)
(2)文化芸術を「戦略的投資」と位置付ける重要性について(知事)
(3)外部資金を呼び込む仕組みの強化について(県民生活部長)
(4)子ども達の文化・芸術活動の充実強化について(教育長)
2 孤独・孤立対策の抜本的強化について
(1)根拠に基づく政策形成を徹底することについて(福祉部長)
(2)若年層の孤独に対する支援の強化について(福祉部長)
(3)実効性ある対策に向けた司令塔機能の強化と関連予算の一元化について(知事)
(4)国の財源の戦略的活用について(福祉部長)
3 VR・AR技術を活用した次世代防災学習の推進について
(1)防災VR・ARの導入効果について(危機管理防災部長)
(2)防災VR・ARの導入推進に向けて(危機管理防災部長)
(3)県内学校教育への導入について(教育長)
(4)VRを活用した災害医療体制の抜本的な強化について(保健医療部長)
4 スマート農業の推進と次世代の担い手確保について
(1)未来の埼玉農業の礎を築くための戦略的な展望について(知事)
(2)スマート農業の共同利用モデルの推進について(農林部長)
(3)新規就農者の住宅確保への支援について(農林部長)
(4)立正大学データサイエンス学部及び農業大学校との戦略的連携について(農林部長)
5 深刻化するサイバー脅威への対応力強化について
(1)サイバー局設置による成果について(警察本部長)
(2)サイバー局の人材戦略について(警察本部長)
(3)企業向けの支援策の実効性について(産業労働部長)
(4)サイバーセキュリティ専門人材の確保に向けた支援体制の構築について(産業労働部長)
(5)市町村の「防波堤」としての県の役割について(企画財政部長)
阿左美健司議員

北第1区 秩父市・横瀬町・皆野町・長瀞町・小鹿野町・東秩父村選出
<一括質問・一括答弁式>
1 地上デジタル放送の難視聴地域の共聴組合に対する支援について(知事)
2 就職氷河期世代への支援について(知事)
3 第75回全国植樹祭の「活樹」は足元から
(1)埼玉地域森林計画の改定について(農林部長)
(2)全国植樹祭参加者が植樹した苗木の「育てる」について(農林部長)
(3)秩父ミューズパークのシンボル「イチョウ並木」について(都市整備部長)
4 林野火災の予防と延焼防止対策について(農林部長)
5 ナラ枯れ対策について(農林部長)
6 CO2排出量取引(目標設定型排出量取引制度)における民間企業への支援について(環境部長)
7 リアル体験教室の県内全域開催について(県民生活部長)
8 県立近代美術館の更なる魅力向上について(教育長)
(1)企画展等の充実について
(2)収蔵資料の活用について
(3)子どもたちに向けた取組について
9 地元問題について (県土整備部長)
(1)横瀬町の倉掛沢の土石流対策について
(2)東秩父村の摩利支天沢の土石流対策について
(3)皆野町の県道長瀞玉淀自然公園線の整備について
(4)長瀞町の国道140号の歩道整備について
(5)小鹿野町の県道小鹿野影森停車場線の歩道整備について
小川直志議員

坂戸市選出
<一問一答式>
1 AIを活用した意見の収集・把握について
(1)従来の意見収集と既存手法の課題について(県民生活部長)
(2)政界にも広がるAI活用「ブロードリスニング」について(知事)
(3)埼玉版ブロードリスニングの構築について(知事)
2 入間川流域緊急治水対策プロジェクトについて
(1)プロジェクトの事業推進について(知事)
(2)県の施策の取組と今後について(県土整備部長)
(3)国の施策の現在の状況と今後について(県土整備部長)
3 災害時の避難所等について(危機管理防災部長)
(1)避難所の生活空間の確保について
(2)トレーラーハウスの導入・活用について
4 サイクルツーリズム推進モデルルートについて(県土整備部長)
(1)「荒川リバーサイドCity」と「秩父札所・長瀞」の現状について
(2)市町村の観光資源と連携した新ルートの設定について
(3)飲食店などへの協力依頼によるサイクルラックの設置促進について
5 自然環境の保全における生活排水対策について(環境部長)
(1)合併処理浄化槽への転換について
(2)公共浄化槽の整備促進について
(3)法定検査の受検率向上について
(4)検査機関の拡充について
6 埼玉県の看護師の現況について(保健医療部長)
(1)埼玉県の看護師確保について
(2)看護専門学校について
(3)看護専門学校への応援について
7 こどもの健康と適切な支援について
(1)発達障害のある子の早期発見について(福祉部長)
(2)5歳児健診の実施状況について(保健医療部長)
(3)5歳児健診の実施に向けた市町村支援について(保健医療部長)
(4)発達障害のある子への支援について(福祉部長)
杉田茂実議員

熊谷市選出
<一括質問・一括答弁式>
1 北部地域振興交流拠点の整備について
(1)北部地域振興交流拠点の基本理念等と検討状況について(知事)
(2)北部地域振興交流拠点内の具体的施設・機能について
ア 産業振興機能について(産業労働部長)
イ 新県立図書館について(教育長)
2 本県の農業振興について
(1)農地のグランドデザインの必要性について(知事)
(2)農業技術研究センターの整備について(農林部長)
3 観光政策の課題認識と将来展望について
(1)県内観光の課題と今後(知事、県土整備部長)
(2)県DMOの取組についての評価(産業労働部長)
4 エネルギー政策について(環境部長)
5 食品ロスの削減について(環境部長)
6 障害者入所施設での看取りについて(福祉部長)
7 結婚支援の更なる充実について(福祉部長)
8 地元問題について(県土整備部長)
(1)県道葛和田新堀線の整備について
(2)県道胄山熊谷線バイパスの整備について
立石泰広議員

川口市選出
<一括質問・一括答弁式>
1 県民の安全と安心のための外国人政策について(知事)
(1)外務省への要望について
(2)国との情報共有について
(3)仮放免者への対応について
(4)社会保障負担の未払い問題について
2 トイレ政策について
(1)県有施設におけるトイレ政策について(知事、総務部長)
(2)災害時のトイレ対策について(知事、教育長、危機管理防災部長)
(3)トイレトレーラーの活用について(危機管理防災部長)
3 小規模事業者のデジタル化支援について
(1)小規模事業者へのDX促進体制の構築について(産業労働部長)
(2)小規模事業者の実態把握について(産業労働部長)
(3)DX人材育成について(産業労働部長)
(4)埼玉県DX推進支援ネットワークについて(知事)
4 地下インフラのデータベース化の推進について(知事)
5 ホームドアの設置について(企画財政部長)
6 建設業界における熱中症対策について(県土整備部長)
7 県営公園の有効活用について(都市整備部長)
【防犯のまちづくり街頭キャンペーン】

埼玉県議会防犯のまちづくり推進議員連盟のメンバーで犯罪のない安全で安心な埼玉を築くことを目的に、JR浦和駅東口で防犯のまちづくり街頭キャンペーンを実施しました。

大野知事も率先して県民の皆様に啓発活動を行なってくださいました。

私も学生を中心に自転車へ鍵をかけてくださいとお願いしながら啓発品を手渡ししました。タスキを着用して駅利用者へ啓発品を配布しながら、犯罪を誘発する「機会」を取り除き、自分の安全は自分で守るという意識の高揚とお互いが支え合う地域社会の形成を図るといった「防犯のまちづくり」(犯罪を起こさせにくい地域環境づくり)の重要性を訴える普及啓発活動を、「減らそう犯罪の日」(10月11日)に合わせて行いました。
【大野知事の報告会へ参加】

「大野もとひろと日本一暮らしやすい埼玉をつくる会」に参加し、知事の掲げるビジョンへの関心の高さを裏付けるように2000人以上もの参加者が集結するなか、知事からはこれまでの危機管理やDX推進などの実績と、今後に向けた少子高齢化対策や地域医療の充実という方向性が示されました。
埼玉県議会議員としては、県民の期待を背負って行政を担う執行機関(知事)と、その活動を是々非々でチェックし、予算・条例を議決する議決機関(議会)が、まさに車の両輪として機能することで初めて「日本一暮らしやすい埼玉」が実現すると改めて認識し、その一翼を担う者として、示された政策の具体化に向けた監視と政策提言という責任を強く自覚し行動してまいります。
【利根川上流河川事務所の取り組みと埼玉県への影響を考える 】

国土交通省利根川上流河川事務所より、令和7年度の主要事業に関する説明を受けました。利根川の治水対策は、埼玉県を含む首都圏の安全・安心に直結する最重要課題です。
1. 予算の状況と治水対策の継続性について
説明資料によれば、令和7年度の事業費(当初予算)は98億円で、令和6年度当初予算(106億円)と比較して減少傾向にあります。しかし、過去の推移(H28年度の156億円からR1年度の263億円を経てR6年度の139億円)を見ても、治水対策は長期的な視点で継続されており、令和7年度も河川整備事業費として98億円が計上されています。
治水対策は、目に見える効果が出るまでに時間がかかる息の長い事業です。予算額の増減に一喜一憂するのではなく、着実に事業を推進し、費用対効果を最大化することが重要です。特に、地球温暖化による降雨の激甚化を踏まえ、将来にわたって県民の生命と財産を守るための投資は、決して緩めてはならないと改めて感じています。
2. 首都圏氾濫区域堤防強化対策の進捗
利根川上流部の右岸堤防(埼玉県側を含む)が決壊した場合、東京都内まで氾濫流が達し、首都機能の麻痺など全国に及ぶ壊滅的な被害が予想されています。この危機感から推進されているのが「首都圏氾濫区域堤防強化対策」です。
• 対策の内容:堤防の断面を拡幅し、洪水時の水の浸透に対する安全性を向上させるものです。
• 下流区間(五霞町〜羽生市の一部)は令和5年度末に概ね完成し、整備率約99%(延長約23.3km)となっています。
• 上流区間(II期)の用地取得進捗率は約52%で、堤防強化延長進捗率は約8%(約2.0km)と、用地取得・整備が進行中です。
• 整備実施箇所:羽生市上新郷地先、羽生市本川俣地先、羽生市稲子地先、千代田町舞木地先などが挙げられています。
下流区間の概成は大きな一歩であり、関係者の皆様の尽力に感謝申し上げます。しかし、上流区間では用地取得の進捗が半ばであり、用地交渉の円滑化と工事の加速化が急務です。堤防の強化は、単なる土木工事ではなく、水害から地域社会を守るための生命線です。特に、整備前に行われる埋蔵文化財調査(栗橋地区の番士屋敷跡や行田地区の古墳群・遺跡など)も、事業進捗を左右する重要な工程であり、県教育局とも連携して慎重かつ効率的に進めていく必要があります。
3. 左岸堤防整備の重要性
堤防強化対策は右岸(埼玉県側)が中心ですが、左岸(群馬県・栃木県・茨城県側)の堤防整備も重要です。
• 整備の必要性:左岸堤防で決壊が発生した場合、区間によっては湛水深が深くなり、多数の人命が危険にさらされるなど甚大な影響が想定されます。
• 実施予定箇所:明和町、加須市、古河市で堤防のかさ上げや拡幅を行い、治水安全度の向上を図るとのことです。
利根川の治水は、関係する一都五県の連携が不可欠です。左岸の対策は埼玉県にも間接的な影響があるため、広域的な視点から事業の進捗を注視し、国に対し必要な要望を続けてまいります。
4. 過去の出水被害と対策の根拠
治水対策の根拠となっているのが、過去の甚大な水害です。
• カスリーン台風:昭和22年のカスリーン台風では、利根川上流部の右岸堤防が決壊し、広範囲で浸水被害が発生しました。
• 平成13年台風15号:加須市大越地先では、計画高水位下の約2.5mまで河川水位が上昇した際、これまで被災履歴のない箇所で堤体漏水や噴砂を伴う基礎地盤漏水が複数発生しました。水防団の懸命な活動で決壊は免れましたが、この経験が堤防の厚みを増す(断面を拡幅する)漏水対策の必要性を示しています。
• 令和元年東日本台風(台風19号):八斗島上流域の3日間平均雨量が310mmとなり、カスリーン台風に匹敵する大雨となりました。観測所によっては計画高水位に迫る水位が記録されており、例えば渡良瀬川の乙女観測所では計画高水位8.74mに対し8.70m、利根川の栗橋観測所では計画高水位9.90mに対し9.61mを記録しました。
過去の水害の教訓を忘れず、想定を上回る豪雨への備えを講じ続ける必要があります。今回の資料にある堤防強化対策の整備イメージ(断面拡幅による堤体内の浸潤面低下や揚圧力の抑制)は、科学的根拠に基づいた有効な対策であると評価しています。
最後に
利根川の治水対策は、埼玉県民の皆様の命と暮らしを守る上で、最優先で取り組むべき政策です。私は、これからも国や関係自治体と連携し、事業の確実な進捗と、更なる安全性の向上を目指して尽力してまいります。
【不名誉な魅力度最下位】

民間調査機関が発表した「地域ブランド調査2025 都道府県魅力度ランキング」において、埼玉県が47都道府県中、初めて最下位(47位)という不名誉な結果となったことについて、県議会議員として深く受け止めております。
画像に示されたように、このニュースはテレビでも大きく取り上げられ、県民の皆様にとっても衝撃をもって迎えられたことでしょう。特に「『埼玉県をとても魅力的だと思う』が減」との指摘や、20代・30代の若年層で評価が低いという事実は、将来を担う世代からの眼差しとして、非常に重い課題です。

ランキング表を見ても、埼玉県の魅力度は13.7点(2025年)と、47都道府県平均の27.8点を大きく下回っています。検索結果によると、特に「観光意欲度」や「食事がおいしい」イメージの低さが指摘されており、埼玉県の魅力が「わかりにくい、伝わりにくい」という調査会社の分析も、現状を的確に表していると言えます。
しかし、私たちはここで下を向いているわけにはいきません。この「最下位」という現実は、県が本気で魅力を発信し、ブランド力を高めるための「最高のきっかけ」だと捉えるべきです。
埼玉県の真の魅力は埋もれていない!

テレビ画面に映し出された県のPR施策を見てください。
• 全国いちご選手権3連覇「あまりん」:全国トップクラスの品種改良技術と、その品質。
• 長瀞町のライン下り「こたつ舟」:秩父の豊かな自然と、四季折々の観光資源。
• 埼玉県こども動物自然公園(東松山市)「クオッカ」:国内で唯一飼育されているという、稀少な動物による集客力。
これらはごく一部であり、埼玉県には「住みやすさ」「教育・子育て」といった生活面での評価が高いという強みも持ち合わせています(検索結果より)。都心へのアクセス、災害の少なさ、緑豊かな公園や文化施設、そして隠れたグルメや歴史的名所など、魅力は「ない」のではなく「伝わっていない」だけなのです。
この結果を受けて、私は来る12月定例会において、この魅力度最下位という「不名誉」を「名誉」に変えるための、具体的な施策について質問する予定です。
「最下位」からのスタートは、伸びしろしかないということ。埼玉県が持つポテンシャルを最大限に引き出し、県民が誇りを持てる埼玉を実現するため、私は全力で取り組んでまいります。
【行田市から世界へ羽ばたくスポーツ選手】

【行田市の誇り】インラインスケート界のホープ!鹿島兄弟の活躍に刮目せよ!
行田市には、スポーツの分野で全国、そして世界を目指し、日々邁進している若者たちがいます。行田市が誇るアスリート、インラインスケートで輝かしい功績を残している鹿島(かしま)兄弟をご紹介します。

鹿島兄弟とは、兄の鹿島 蒼大(そうた)さん(高校1年、当時の情報)と、弟の鹿島 大知(だいち)さん(中学1年、当時の情報)です。お二人は、行田市立忍中学校にゆかりを持つ若きインラインスケートのトップアスリートです。

彼らが挑戦しているのは、インラインスケートのなかでも特に技術と芸術性が求められるフリースタイル競技です。この競技では、スピードスラローム、バトルスラローム、フリージャンプなど、多様な種目で技の完成度やスピード、ジャンプの高さなどが競われます。
鹿島兄弟は、このフリースタイル競技において、中高生クラスであるユースの日本代表選手として選ばれるほどの卓越した実力を持っています。全日本選手権大会では、数ある各種目において見事優勝を果たし、特に全日本インラインフリースタイル選手権大会では3種目制覇という快挙を成し遂げています。その活躍は国内に留まらず、韓国で開催されたアジア選手権にも兄弟で出場するなど、国際的な舞台でも日本のホープとして名を馳せています。

兄弟の活躍の根底にあるのは、互いを認め、高め合う強い絆です。弟の大知さんは「兄がいるからスケートを始められた」と語っており、兄の蒼大さんの背中を追うことで、競技に打ち込んできました。画像にもあるように、二人が息を合わせて滑るペアスラロームは、まさに彼らの絆の象徴です。兄は「成功」を、弟は「失敗は成功のもと」を好きな言葉に掲げ、それぞれの信念を持って日々の厳しい練習に励んでいます。

鹿島兄弟のひたむきな努力と、日本一という結果は、私たち行田市民に大きな夢と感動を与えてくれます。これからも、行田市出身のアスリートとして、日本の、そして世界の舞台でさらに大きく羽ばたいてくれることを心から願っています。
市民の皆様には、ぜひ鹿島兄弟の今後の活躍にご注目いただき、温かいご声援を送っていただきますようお願い申し上げます。
頑張れ!鹿島兄弟!
【行田市防犯のまちづくり・暴力追放市民大会】

「行田市防犯のまちづくり・暴力追放市民大会」に参加しました。
地域安全功労者・防犯ポスター入賞者表彰、地域安全活動事例発表、防犯講話、抽選会などが行われました。

主催の行田市防犯協会、行田市・行田警察署・行田市暴力排除推進協議会をはじめ、ご尽力されている皆様に心より敬意を表します。
私も埼玉県議会議員として、市民の皆様が安全で安心して暮らせるまちづくりを最優先に進めてまいります。大会では、地域の皆様の活動から多くの学びを得て、今後の県政に活かしてまいります。
安全・安心な行田市の実現に向けて、ともに力を尽くしてまいりましょう。
【郷土芸能市民の集い】

「きよしのズンドコ節」を
『たかしのズンドコ節』に変えて熱唱しました(笑)


会場を盛り上げていただいた皆さんありがとうございます。
【第44回シニアソフトボール大会」及び「第83回女子ソフトボール大会】

シニアの部、女子の部の選手の皆様が一堂に会し、会場は清々しい秋の熱気に包まれました。長年、市民の健康増進と親睦の場を提供されている協会関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
ソフトボールは、世代を超えて地域社会の「絆」を深める素晴らしい生涯スポーツです。選手の皆様の引き締まった表情から、日頃の練習の成果を存分に発揮し、正々堂々戦い抜く強い決意を感じました。年齢を感じさせないシニアの皆様の情熱、そして女子選手の皆様の華麗なプレーは、多くの市民にとって大きな励みとなります。
私も誰もが生涯を通じてスポーツを楽しめるよう、行田市をはじめ県内の地域スポーツ環境の整備と振興に引き続き全力を尽くしてまいります。
【各地域の文化祭&芸能発表】

各公民館で開催された「文化祭」にお伺いし、地域の皆様の活気あふれる文化・芸術活動に触れてまいりました。公民館の入り口には、手作りの立派な看板が掲げられており、中に入る前から期待感が高まりました。

会場に入ると、まず目に入ったのは、力作ぞろいの展示作品です。一般の方々による絵画、書、写真などがずらりと並び、日頃の活動の成果が感じられました。

力強い筆遣いの書や、繊細なタッチの絵画を拝見していると、心が豊かになります。

また、地元の子どもたちの作品も会場に彩りを添えていました。行田幼稚園や桜ヶ丘小学校の子どもたちの絵画は、自由な発想と明るい色彩で描かれており、見ているだけで元気をもらえます。地域の未来を担う子どもたちの伸びやかな創造性に、心から拍手を送りたいと思います。

多目的ホールでは、「文化祭 芸能発表会」が開催され、大勢の観客を前に日頃の練習の成果が披露されました。華やかな衣装を身にまとったグループの皆様による合唱は、声が一つになり、素晴らしいハーモニーを奏でていました。

さらに、音楽に合わせた軽快なダンスや、集中力を高めて行われる太極拳の演舞も披露され、観客の皆様もその熱気に魅了されている様子でした。特に、参加者の皆様が本当に楽しそうに、生き生きと活動されている姿がとても印象的でした。
文化・芸術活動が、世代を超えて地域の方々を繋ぎ、交流を生み出す大切な役割を果たしていることを改めて実感いたしました。このような素晴らしい活動の場を支え、活力を生み出している地域の皆様に、心より感謝申し上げます。
私はこれからも、皆様の活き活きとした生活をサポートできるよう、文化活動への支援を含む、地域コミュニティの活性化に尽力してまいります。
【第22回こうのす花火大会】

「元気ハツラツ」な光の祭典!鴻巣から埼玉を盛り上げる熱意に感動!

秋風が心地よい中、会場を埋め尽くした多くの方々の熱気、そして夜空を焦がす大輪の花火の迫力に、改めて胸を熱くしました。


ギネス級の花火が示す、鴻巣の底力
「こうのす花火大会」といえば、世界一の正四尺玉や、クライマックスを飾る大スターマイン「鳳凰乱舞」が有名です。今年もその名に恥じない、いや、想像を遥かに超える圧巻のスケールでした。夜空一面に広がる色とりどりの光と、体に響き渡る轟音は、来場されたすべての方に忘れられない感動を与えたことでしょう。

単に規模が大きいだけでなく、一発一発に込められた想いと、計算し尽くされたプログラムは、もはや芸術です。
この素晴らしい大会を支えているのは、鴻巣市商工会青年部の皆様です。
彼らは、地域を「元気ハツラツ」にしたいという純粋な情熱のもと、企画、運営、警備、清掃に至るまで、全てを手作りで担っておられます。公式サイトにもあったように、日本国内だけでなく海外からも多くの来場者を迎えるこの大規模なイベントを、若手経済人が中心となって成功に導く姿に、心から敬意を表します。

大会の成功は、まさに青年部の皆様の燃えよという熱意と、鴻巣市民・関係者の皆様の協力の賜物です。
この花火大会は、単なる一夜の祭りではありません。埼玉県の地域経済を活性化させ、鴻巣市の魅力を全国、そして世界に発信する貴重な機会です。
私も、こうした地域に根ざした活動や、若者によるチャレンジを支援するための施策を強力に推進してまいります。来場された皆様の笑顔が、明日からの活力となり、鴻巣市、そして埼玉県全体のさらなる発展に繋がることを確信しています。
改めまして、ご尽力された全ての皆様に感謝申し上げるとともに、来年の大会も楽しみにしています!
【今週の盲導犬パピー わらちゃん】

「わらちゃん」とハイタッチ!
わらちゃんは、つぶらな瞳がキュートなイエローのラブラドール・レトリバー!まだパピーらしいあどけなさがたまらない、本当に可愛い子なんです。

私もわらちゃんの目線に合わせて、グッとしゃがみ込み、「わらちゃん、ハイタッチ!」と呼びかけると…

見てください、この見事なハイタッチ!

しっかり私の手を目がけて、上手にタッチしてくれました!
盲導犬は、視覚に障がいのある方々が、安全に、そして自由に外出するための、最高のパートナーです。わらちゃんも、将来は誰かの大切な「目」となり、人生を豊かにするお手伝いをするんです。
このハイタッチには、そんなわらちゃんの未来への希望と、私たちへの優しいメッセージが込められている気がしました!わらちゃんが、このパピー時代を思いっきり楽しんで、立派な盲導犬としてデビューできる日を、心から楽しみに応援しています!
ブログ読者の皆さんにお願いです!
もし街中でハーネスをつけた盲導犬や、パピーウォーカーさんと一緒にいる未来の盲導犬を見かけたら、そっと優しく見守ってあげてくださいね。声をかけたり、触ったりするのは、彼らのお仕事や訓練の妨げになってしまうので、グッと我慢して、心の中で応援してあげてください!
わらちゃん、これからも元気に頑張っていこうね!


















 













































































